24日の債券市場見通し=下げ渋りの展開か

債券

2021/2/24 8:28

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.00円-151.15円、長期国債利回り0.110%-0.120%

 24日の債券市場は、下げ渋りの展開か。

 前日の米債券は小幅に強含んだ。「パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言が主材料」(銀行系証券)という。議長は、最近の長期金利上昇を「力強く完全な回復を得るという市場の確信の表れ」と指摘。一方、「景気回復には依然としてばらつきがあり、完全な回復にはほど遠い」などと、現行の金融緩和を維持することを改めて示唆。この点が米国債相場の下値を支えたという。

 国内市場では、米長期金利の上昇(価格は下落)一服や、押し目買い需要を背景に、下げ止まる展開か。需給面の材料は、流動性供給入札。「一定幅のプラス利回りの長期債に対する潜在的な需要がうかがえ、大崩れすることはないだろう」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ