ZHDが小動き、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は950円に引き上げ

株式

2021/2/24 16:25

 Zホールディングス<4689.T>が小動き。SMBC日興証券では22日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は900円から950円に引き上げている。

 ネットメディア株式のリスクプレミアム低下の実勢を反映して、WACC(加重平均コスト)を従来の2.3%から2.1%に見直したことを主因に、目標株価は950円に引き上げられている。また、(1)主要事業が堅調であることに加え(2)LINEの業績回復・拡大の期待も高まってくるとみられること(3)AIテックカンパニーへの変貌やFintech・金融事業の成長などにより、まだ株価に織り込まれていない業績拡大余地も大きいと考えること(4)目標株価までの上昇余地48.6%はセクター中央値を大きく上回る――ことから「1」を継続するとしている。

 また、同証券ではコロナ禍からの回復による広告売上成長の再加速やFintech関連の成長でLINEの収益拡大が同証券予想よりも早まったと考え、22年3月期以降のプロフォーマ予想EBITDAを上方修正するとしている。一方で、経営統合に伴う無形固定資産の償却負担増を織り込み連結営業利益予想は下方修正するとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期1699億円(前期比11.5%増、従来1717億円、会社側計画は1600億円)、22年3月期1990億円(従来2006億円)、23年3月期2269億円、24年3月期2578億円、25年3月期2900億円と試算している。

 24日の終値は、前日比6.6円安の654.4円。

提供:モーニングスター社

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