森永乳業が反発、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は6600円に引き上げ

株式

2021/2/24 16:35

 森永乳業<2264.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では22日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は6200円から6600円に引き上げている。同証券では、業績予想の上方修正とバリュエーション基準年度変更により、目標株価を6600円に引き上げるとしている。

 「コロナ禍で、業務用乳製品やチルドカップ飲料の販売が苦戦したものの、それをBtoC事業や海外事業の続伸によりカバーできていることは、過去と比較して同社の稼ぐ力が大きく上昇していることを裏付けていよう」とコメント。中期経営計画の目標値22年3月期連結営業利益300億円の達成に向けて視界良好であり、株価の割安感も強いことから、「オーバーウエート」を継続するとしている。

 利益成長のドライバーは、(1)BtoC事業のプロダクトミクス向上と工場再編による合理化効果(2)ラクトフェリンの生産やキャパシティ増加などによる数量の増加(3)コロナ反動による業務用乳製品の販売回復――を挙げている。2020年に生産能力が倍増した菌体(ビフィズス菌など)の大口契約が決まれば、業績の更なるアップサイドとなろうともしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期265億円(前期比4.5%増、従来265億円、会社側計画は260億円)、22年3月期300億円(従来290億円)、23年3月期320億円(同310億円)と試算している。

 24日の終値は、前日比90円高の4920円。

提供:モーニングスター社

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