インテージHが堅調、モーニングスターが想定株価レンジを引き上げ

株式

2021/2/26 9:18

 市場調査大手のインテージホールディングス<4326.T>が堅調。モーニングスターが26日付レポートで想定株価レンジを1100-1300円とし、従来の1000-1250円から引き上げた。投資判断「ニュートラル」は据え置き。

 レポートでは、21年6月期業績はコロナ禍の影響を大きく受けているものの、第2四半期(20年10-12月)にそれまで抑制されていた企業のマーケティング需要が活発化し、収益性が高いパネル調査、カスタムリサーチ(アドホック調査)Web調査が増加したと指摘。会社側は第2四半期決算発表時に通期予想を上方修正し、売上高575億円(前期は変則決算、前年同期間との比較では3.5%増)、営業利益36億6000万円(同ほぼ横ばい)とし、従来予想から売上高で15億円、営業利益で10億6000万円それぞれ大幅に増額したことを評価した。

 また、レポートでは、21年1月に主力商材の市場反映性とデータ精度を高めた次世代パネル「SRI+」を正式リリースし、今後本格的に「SRI+」を核としたサービス展開が加速する可能性があることや、AI(人工知能)関連の案件が拡大傾向にある点にも注目した。

 午前9時10分時点の株価は前日比10円高の1155円。

提供:モーニングスター社

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