ポエックがIR説明会開催、ウイルス被害に有効なオゾン装置開発へ

株式

2021/2/26 14:25

 ポエック<9264.T>は25日、オンラインで開催されたモーニングスター主催の「第4回オンラインIRフェア」においてIR説明会を行った。

 同社は1989年に水処理機器の商社として創業し、ポンプ、ろ過装置、空調機器、消防機器など産業インフラ機器を主力商材としてきた。その拡販につれ、メンテナンスなどサービス部門にも注力。顧客を囲い込むことでリピート受注の増加を図り、これがストック型のビジネスモデルとなっている。

 事業の安定的な成長に加えて、積極的なM&A(企業の合併・買収)を進めたことで、業績成長が続く。M&Aでは19年にミモト、協立電機工業を子会社化した(ミトモはその後、同社子会社の三和テスコと合併)。

 2021年8月期の連結業績は売上高65億8900万円(前期比7.9%増)、営業利益2億9800万円(同35.8%増)を見込んでいる。景観配慮型の防潮壁「シーウォール」について大型案件を相次いで受注している上、オゾン装置需要も拡大中だ。

 今後については、「M&A推進、グループの連携強化とともに、成長事業への積極投資で成長継続を図る」(釆女信二郎社長)と話した。

 新商品開発に向け、20年7月からは国立大学法人東北大学と、オゾンガスがウイルスに及ぼす影響についての研究成果に基づき、ウイルス被害に有効なオゾン装置の開発に取り組んでいる。

提供:モーニングスター社

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