<相場の読み筋>3月1日

2021/3/1 7:25

 前週末2月26日の米国株式は、NYダウが前日比469.64ドル安の3万932.37ドルと続落、ナスダック総合指数は同72.914ポイント高の1万3192.345ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が16億6244万株、ナスダック市場が57億8178万株だった。前日25日に下落した動きが継続し、朝方からポジション調整やリスク回避による売りが先行。NYダウは一時490ドルを超える下げをみせる場面もあった。一方、米10年物国債の金利が1.4%台まで低下(価格は上昇)したことから、ハイテク株には見直しの動きが出て、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコム<AMZN>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>、フェイスブック<FB>などが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 3月1日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開か。前週末2月26日の日経平均株価は、現地25日の米国株安や時間外取引で米株価指数物が下落したこともあり、今年最大となる1200円を超える下げとなった。大幅下落の反動や押し目買いなどで、買い優勢のスタートが期待される。ただ、大幅な調整となったことから、戻り待ちの売りも警戒され、不安定な動きとなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(前週末2月26日は106円08-09銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円72-76銭)と小動き。2月26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、任天堂<7974.T>、みずほ<8411.T>などが、同26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同26日の大阪取引所清算値比35円高の2万9285円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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