<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年インフレ見通しを3.87%上昇に引き上げ

新興国

2021/3/2 11:18

 ブラジル中央銀行が1日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の3.82%上昇から3.87%上昇に引き上げられた。引き上げは8週連続、1カ月前の予想は3.53%上昇だった。22年の見通しも前週予想の3.49%上昇から3.50%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.50%上昇だった。

 21年の実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比3.29%増に据え置かれた。1カ月前の予想は3.50%増だった。また、22年の見通しも前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは149週連続となった。

 21年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.00%に据え置かれた。1カ月前は3.50%だった。22年末時点の見通しも前週予想の5.00%に据え置かれた。据え置きは5週連続。次回3月16-17日会合時点の見通しは前週予想の2.00%から2.25%に引き上げられた。1カ月前は2.00%だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.05レアルから5.10レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前の予想は5.01レアルだった。22年末時点の見通しも前週予想の5.00レアルから5.03レアルに引き上げられた。1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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