3日の債券市場見通し=買い一巡後は伸び悩む展開か

債券

2021/3/3 8:23

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)152.10円-152.25円、長期国債利回り0.115%-0.130%

 3日の債券市場は、あすの30年国債入札を控え、伸び悩む展開か。

 前日の独米国債は小幅高。「序盤に売りが出る場面があったが、欧州時間の終盤以降に買い戻しが優勢化。目立った新規材料がないなか、パネッタECB(欧州中央銀行)理事がイールドカーブのスティープ化をけん制したことなどが影響した」(銀行系証券)という。

 海外時間の債券高の流れを受けた円債市場では、小口の買いが先行する見込み。前日の10年国債入札で一定の需要を確認できたことも買い安心感につながりそうだ。一方、あすの30年国債入札を控え、「超長期国債を中心に買いにブレーキが掛かりやすい。このため、小口買いが先行した後、伸び悩む展開か」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

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