<米国株情報>認証システムのオクタ、同業オースゼロを約7020億円で買収へ

株式

2021/3/5 10:21

 クラウド型ID管理・統合認証サービス大手オクタ<OKTA>は3日引け後、同業大手オースゼロ(Auth0)を株式交換で買収すると発表した。買収金額は65億ドル(約7020億円)。買収手続きはオクタの22年1月期第2四半期(5-7月)までに完了する予定。

 オクタの統合認証サービスは、主に企業の人事部やコンテンツ管理などのIT部門で使われるアプリへのアクセス管理に使われるのに対し、オースゼロのサービスはクラウド型アプリのデベロッパー向けに利用される。オクタのトッド・マッキノンCEO(最高経営責任者)は、「両社の合併による相乗効果で顧客向けサービスの付加価値が劇的に高まる」とした。

 ただ、4日の株価は6.22%安の226.22ドルと3営業日続落した。3日は21年1月期第4四半期(20年11月-21年1月)の決算も発表し、同時に公表した22年1月期第1四半期(2-4月)の見通しで、売上高が2億3700万-2億3900万ドルと、市場予想を下回ったことが嫌気されたようだ。また、オースゼロの買収額が割高との見方もある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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