今晩のNY株の読み筋=週間新規失業保険申請件数や米金利動向などに注意

株式

2021/3/11 17:11

 11日の米国株式市場は、週間新規失業保険申請件数や30年国債入札などが手掛かりになるとみられる。

 10日は、米2月コアCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回り、インフレ過熱観測が後退。米長期金利の上昇が一服したほか、米下院で追加経済対策の修正法案が可決されたことも追い風となり、NYダウは史上最高値を更新した。

 CPIや経済対策法案の下院可決とイベントを通過しただけに、NYダウの連日最高値更新にはやや材料が足りない感はあるが、週間新規失業保険申請件数が前週に引き続き良好な結果となり雇用環境改善の観測が強まれば、相場の支援しそうだ。ただ、30年国債の入札も控えており、前日の10年債入札に引き続き応札倍率が低調な結果となれば、米長期金利が急伸する可能性もあるので、注意したい。このほか、ECB(欧州中央銀行)理事会後のラガルドECB総裁の会見にも注目したい。

<主な米経済指標・イベント>

30年国債入札、週間新規失業保険申請件数

グッドRxホールディングス、ドキュサインなどが決算発表予定

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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