第一三共が反発、mRNAを使った新型コロナワクチンの臨床試験を開始と報じられる

株式

2021/3/12 16:24

 第一三共<4568.T>が反発し、70円高の3231円を付けている。12日付の日本経済新聞は、同社がメッセンジャーRNA(mRNA)という物質を使った、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を3月下旬にも開始すると報じ、材料視された。

 同紙によると、mRNAは細胞内でさまざまなタンパク質を作る指示を出す物質。国内で日本人152人を対象に初期段階の臨床試験を行う。被験者に2回接種し、安全性やウイルスを排除する抗体ができるかを確認した後、最終段階の臨床試験などを経て実用化を目指すという。mRNAを使ったコロナワクチンは、ファイザー<PFE>と独ビオンテック、モデルナ<MRNA>などが実用化している。

 12日の終値は、前日比62円高の3223円。

提供:モーニングスター社

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