<米国株情報>賭博大手ペンなど4社がS&P500に採用―ゼロックスなど除外

株式

2021/3/16 10:21

 米国の主要株価指数であるS&P500指数を運営しているS&Pダウジョーンズ・インデックスは12日、四半期の銘柄入れ替えで、カジノ・競馬場運営大手ペン・ナショナル・ゲーミング<PENN>およびカジノホテルチェーン大手シーザーズ・エンターテインメント<CZR>のスポーツ賭博大手2社と、オランダの半導体世界最大手NXPセミコンダクターズ<NXPI>、発電設備大手ジェネラック・ホールディングス<GNRC>の4社をS&P500指数の構成銘柄に採用すると発表した。

 一方、事務機器大手ゼロックス・ホールディングス<XRX>、ポンプ・自動弁大手フローサーブ<FLS>、REIT(不動産投資信託)大手グリーン・リアルティ<SLG>、環境センサー・燃料供給装置大手フォンティエ<VNT>の4社を除外する。入れ替えは3月22日。

 ペンの株価は15日、S&P500指数への採用を追加材料に、52週高値を142.00ドル(前週末比8.84%高)に切り上げている。同社の株価はコロナ禍でのスポーツ興行の中止などを受け、20年3月18日に3.75ドルまで低迷していたが、興行の再開とともに持ち直しており、1年間で40倍近く上昇している。シーザーズの株価も15日に106.20ドル(同5.55%高)と52週高値を更新し、約1年前の20年3月18日の3.22ドルから30倍超となった。

 一方、ゼロックスも直近で52週高値を更新(3月12日の26.96ドル)しているものの、コロナ前の水準(20年1-2月は30-40ドルで推移)には達しておらず、過去1年間の上昇率は約13%と、S&P500種全体の約60%を大きく下回っている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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