東レ、マックスペックVのサンプルを使った抗ウイルス試験で新型コロナウイルス数を減少させる効果を確認

株式

2021/3/24 16:02

 東レ<3402.T>は24日、抗ウイルステキスタイルとして、20年に開発した「MAKSPEC V」(マックスペックV)のサンプル(ポリエステル100%のタイプ)に対する、新型コロナウイルスを使用した抗ウイルス試験を実施し、対象サンプルが新型コロナウイルスの数を減少させる効果があることを確認したと発表した。

 今回の試験では、新型コロナウイルスを使用し、JIS(日本産業規格)規格の「繊維製品の抗ウイルス性試験方法」に準じて実施したもの。「MAKSPEC V」のテキスタイル表面に新型コロナウイルスを付着させ、2時間後に残存しているウイルス数を計測したところ、他のエンベロープ型ウイルス(ATCC VR-1679)を使用した試験結果と同様に、99.9%以上のウイルス数が減少したことを確認したという。さらに、工業洗濯50回後においても同等の結果がみられ、ウイルスの減少効果の耐久性も確認したとしている。

 24日終値は、前日比14.7円安の704.4円。

提供:モーニングスター社

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