(再送)三井物産、個人投資家向けオンライン説明会を開催―「変革と成長」の挑戦を続け「世界中の未来をつくる」

株式

2021/3/25 10:01

 三井物産<8031.T>が23日、オンラインで個人投資家向け説明会を開催した。

 同社の事業は金属資源、エネルギー、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、生活産業、次世代・機能推進の7セグメントから構成される。さまざまな事業における知見、ノウハウを生かし、組み合わせることで、より高い価値の創造に取り組んでいる。さらに、高いキャッシュ創出力、多様なプロ人材を持つ点が強みだ。

 21年3月期の連結純利益は新型コロナウイルス感染症の影響を受け前期比31%減の2700億円と予想するも、堅調な鉄鉱石を中心に複数のセグメントで事業環境、市況の改善が見られ、キャッシュ創出力を示す基礎営業キャシュ・フローは前期比4%減の6000億円を見込む。

 今後の成長戦略について、同社IR部長の稲室昌也氏は「基盤事業の収益力を強化しつつ、前中期経営計画から注力してきた『環境と健康』への取り組みを一層進めるべく、戦略的注力領域として特定したStrategic Focusで全社結集して新たな事業の創出を目指す」と話す。

 具体的には、金属資源セグメントにおける鉄鉱石事業の基盤維持・拡充、エネルギーセグメントにおけるガス/LNG事業の着実な進展、機械・インフラセグメントにおける発電事業などの事業ポートフォリオの良質化、化学品セグメントでのトレーディング機能高度化など、「強いものをより強くする」戦略を推進する。

 さらに、気候変動問題を解決するために再生可能エネルギー、次世代燃料、水素・排出権などに取り組むエネルギーソリューション、アジアのヘルスケア市場でデータを駆使し、医療から未病・予防・健康にまたがる複合的なサービスの構築を目指すヘルスケア・ニュートリション、人口ボーナス期にあるアジア市場を取り込むマーケット・アジアを戦略的注力領域としてこれまで培ってきた知見を生かし、総合力をもって事業を通じて社会課題の解決へ貢献することを目指す。

提供:モーニングスター社

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