<米国株情報>インテル、半導体生産増強へ―2兆円超を投じアリゾナ州に2工場建設

株式

2021/3/25 10:17

 米半導体最大手インテル<INTC>のパトリック・ゲルシンガー新CEO(最高経営責任者)は23日、投資家向けの電話会議で、21年に前年の設備投資額の約4割増となる200億ドル(約2.2兆円)を投じ、アリゾナ州チャンドラーに2カ所の半導体生産工場を建設し、半導体生産を拡大する計画を明らかにした。自動車やビデオゲーム機器向け半導体が世界的に不足していることに対応する。

 また、子会社「インテル・ファウンドリ・サービシズ」を設立し、半導体ファンドリ(顧客が設計した半導体チップの製造専門企業)事業を強化することも明らかにした。顧客としては、オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>やソフト世界最大手のマイクロソフト<MSFT>、携帯電話向け半導体大手クアルコム<QCOM>、アルファベット<GOOGL>傘下のインターネット検索大手グーグルなどが予想される。

 ゲルシンガー氏は2月にロバート・スワン氏の後任としてCEOに就任した。

 21年通期の業績見通しについては、売上高を765億ドル(前期は778億6700万ドル)、調整後の1株当たり利益(EPS)を4.55ドル(同4.94ドル)と予想した。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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