今晩のNY株の読み筋=バイデン大統領の記者会見に注目

株式

2021/3/25 17:16

 25日の米国株式市場は、バイデン大統領の就任後初の公式記者会見に注目が集まる。

 バイデン大統領は1月21日に大統領就任以降、米国民に対する新型コロナウイルスワクチン確保と接種の実施、1.9兆ドル(約200兆円)の新型コロナ対策財政支援の法案成立に注力してきたことから歴代大統領に比べ就任後の記者会見が遅れていた経緯がある。新型コロナ感染拡大抑止や変異ウイルス対策、法人税引き上げなど先行きの景況感に影響を与えそうな質問が飛び交うことが想定されるが、マーケットに安心感をもたらす内容となれば、株式市場も買い戻し機運が広がる可能性がある。

 一方、今週は新発債の入札ラッシュできょうは7年債の入札がある。また、クラリダFRB(米連邦準備制度理事会)副議長、ボスティック・アトランタ連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁に発言機会がある。利上げ観測に言質を与えるような発言が出れば、米長期金利の急伸を招きかねないので、注視しておきたい。

<主な米経済指標・イベント>

10-12月期GDP(国内総生産)確報値、週間新規失業保険申請件数、7年国債入札、バイデン米大統領が就任後初の公式記者会見、クラリダFRB副議長、ボスティック・アトランタ連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁が講演

ダーデン・レストランツなどが決算発表予定

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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