近鉄エクスが続伸、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」継続、目標株価は3790円に引き上げ

株式

2021/3/26 16:15

 近鉄エクスプレス<9375.T>が続伸。東海東京調査センターでは25日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は3330円から3790円に引き上げている。

 21年3月期第3四半期(20年10-12月)においては、「キャリアに支払う運賃原価自体は高止まりが続いているが、荷主への販売価格が維持できなくなっている模様」とする一方で、貨物量増加の勢いは同証券想定を超えて好調であると指摘。マージンが低下していても、「輸送貨物量の増加」と「重量単価の上昇」により、トップラインである営業収入と、そこから得られる営業粗利率の総額としては増加が続くと、同証券では想定しているという。

 同センターでは連結営業利益について、21年3月期は301億7600万円(前期比53.1%増、従来253億円、会社側計画は290億円)と予想。22年3月期は304億5000万円(従来283億円)と試算、従来予想では、21年3月期比で11.9%増を見込んでいたものの、(1)従来想定より前倒しで貨物需要の回復が発生したこと(2)想定以上にマージン低下が発生していること――などから、21年3月期比での増益率は従来予想よりも低下している。

 目標株価3790円は、22年3月期同証券予想連結一株利益254.5円に、PER14.9倍を乗じて算出されている。

 26日の終値は、前日比105円高の2806円。

提供:モーニングスター社

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