野村が急落、米国顧客との取引で多額の損害が生じる可能性のある事象が発生

株式

2021/3/29 10:03

 野村ホールディングス(野村)<8604.T>が急落し、一時110.7円安の610円を付けている。同社は29日の取引開始前、同社の米国子会社において、米国顧客との取引に起因して多額の損害が生じる可能性のある事象が発生したと発表、嫌気された。

 同社では、今回の件について、損害の見込み額および同社連結業績に与える影響を精査しているが、同社からの当該顧客に対する請求額は26日時点の市場価格に基づく試算で約20億ドル(約2180億円)という。同取引に関連するポジションの処理や市場価格の変動などにより、当該金額は今後増減する可能性があるが、引き続き適切な対応に努めるとともに、影響の程度が判明次第、速やかに公表するとしている。

 午前10時2分時点の株価は、前週末比100.7円安の620円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ