<米国株情報>マイクロソフト、米陸軍に12万個超のAR搭載近接戦闘用ゴーグルを供給へ

株式

2021/4/2 10:33

 ソフト世界最大手のマイクロソフト<MSFT>は3月31日、米陸軍に12万個超の近接戦闘用特殊ゴーグルを今後10年間にわたり、生産・供給することで合意したと明らかにした。受注額は最大で219億ドル(約2.4兆円)に達する見通し。

 この特殊ゴーグルは米陸軍の「インテグレーテッド・ビジュアル・オーグメンテーション・システム(IVAS)」プログラムの一環として、試作モデルの開発から製品化まで行うもので、ゴーグルの運用にあたり、同社のクラウドサービス「ウィンドウズ・アジュール・プラットフホーム」が使われる。

 特殊ゴーグルはカメラ映像など実際の映像に電子情報を重ねる拡張現実(AR)機能を搭載したマイクロソフトのヘッドマウントディスプレー方式の複合現実ウエアラブルコンピュータ「ホロレンズ」をベースに開発される。ホロレンズはマイクロソフトが16年に商品化している。

 この特殊ゴーグルは訓練用として使われるだけでなく、実際の戦闘でも危険な状況で周囲の状況を認識する力を高める効果が期待されている。

 マイクロソフトのウィンドウズ・アジュール・プラットフホームは19年10月、米国防総省から今後10年間で100億ドルを投じ、29年10月の完成を目指しているクラウド構築プロジェクトに採用されている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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