サイバーSが大幅続落、21年5月期の一転赤字見通しを嫌気

株式

2021/4/15 16:07

 サイバーステップ<3810.T>が大幅に6営業日続落し、82円安の729円を付けた。14日引け後に21年5月期の連結利益予想を下方修正し、一転して赤字見通しとなり、嫌気された。

 21年5月期業績予想は、売上高115億円(前期比11.5%減)を据え置いた上で、営業損益を5億円の黒字から10億円の赤字(前期は6億3900万円の黒字)に引き下げた。売上高の回復に注力したことで、一時的に取り扱い景品数および種類の増加や効果的なプロモーション媒体を活用した広告宣伝活動に伴う費用として景品およびプロモーション費用5億8100万円、事業基盤の強化による運営費用および人件費1億4400万円、課金決済会社への販売手数料1億1900万円それぞれが増加し、採算が悪化した。

 同時に発表された第3四半期(20年6月-21年2月)決算は、売上高が94億3500万円(前年同期比2.8%減)、営業損益が3億6000万円の赤字(前年同期は6億円の黒字)だった。

 15日の終値は、前日比76円高の735円。

提供:モーニングスター社

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