今晩のNY株の読み筋=米3月小売売上高などに注目

株式

2021/4/15 17:26

 15日の米国株式市場は、3月小売売上高を筆頭に重要度の高い米経済指標が相次ぐ。

 前日の米国株式市場は、金融大手の決算発表が始まり、好決算となったゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴなどが買われたが、大型IPO(新規株式上場)として注目を集めた米暗号資産交換所最大手コインベースが参考価格を大きく上回り高値を付けて以降、利益確定売りが進む展開とともに、相場は売りムードに転じ、主要3指数はまちまちの結果となった。

 こうした中で、15日は米3月小売売上高が発表される。前回2月実績は南部・中西部を中心とした寒波が影響し、市場予想を大幅に下回ったが、今回は反動増も加わり、急回復するとの見方が大勢となっている。前月落ち込んだオンライン小売、家具、ホームセンターなどの回復が鮮明となれば、関連銘柄に買いが集まりそうだ。また、引き続き金融大手の決算も注目しておきたい。

<主な米経済指標・イベント>

ペプシコ、バンク・オブ・アメリカ、ユナイテッドヘルス・グループ、ブラックロック、デルタ航空、シティグループ、アルコアなどが決算発表予定

週間新規失業保険申請件数、3月小売売上高、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、4月NY連銀製造業景気指数、3月鉱工業生産

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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