<特集>押さえておきたいバリュー株(3)=CSP―増収増益見通しも業種PERは割安感

株式

2021/4/16 17:02

 セントラル警備保障(CSP)<9740.T>をマークしたい。同社の22年2月期の連結業績は、売上高690億円(前期比2.3%増)、営業利益46億7000万円(同1.9%増)を予想。配当は、中間期22円(前期実績20円)、期末22円(前期は記念配当5円を含む25円)の合計44円(前期は記念配当5円を含む45円)を計画、普通配当ベースでは4円の増配とする見込み。同社の駆け付け体制を活用したサイバーセキュリティへの展開や、コロナ禍における人との接触機会を減らすマンション無人受付「よくらす」の拡販、ドローンを利用した設備点検などの新サービスの取り組みを進める方針。ウェアラブルカメラの導入や自動指令システムの開発・導入を目指し、さらなる業務の効率化や生産性の向上により収益を確保する方針。

 株価は、13日の決算発表を受け、手じまい売りに押され14日には年初来安値となる3160円を付ける場面もみられた。需給面が重しとなったが、22年2月期は増収増益見通しにあるなか、16日時点での同社PERは14.8倍程度で、同社が属するサービス業の平均PER27.9倍よりも低く、修正高が期待される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ