日電波、超小型水晶デバイス製品の生産能力増強を図るため設備投資

株式

2021/4/21 15:59

 日本電波工業<6779.T>は21日、5Gスマホ向けなどに使用される超小型水晶デバイス製品の生産能力増強を図るため、設備投資を実施すると発表した。

 同社は20年6月から、米クアルコム テクノロジーズ社の5Gスマホ向けに、サーミスタ内蔵水晶振動子(1.6×1.2mmサイズ)の量産を開始したが、同製品の受注が順調に拡大。今後見込まれる旺盛な需要に対応するため、更なる生産能力増強が必要と判断。また、5Gスマホやワイヤレスイヤフォンなどを含むウェアラブル機器の需要拡大に伴い、小型の1.2×1.0mmサイズおよび1.0×0.8mmサイズ水晶振動子の需要も増える見込みであることから、同製品の生産能力も増強するという。設備投資金額は約6億円。同社の狭山事業所(埼玉県狭山市)および函館エヌ・デー・ケー(北海道函館市)に製造ラインを増設し、21年7月以降の稼働開始を見込んでいる。

 21日の終値は、前日比33円安の739円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ