日電産が急落、22年3月期の連結営業利益予想が市場予想平均に届かず

株式

2021/4/23 9:50

 日本電産(日電産)<6594.T>が急落し、一時1170円安の1万2800円を付けている。同社は22日引け後、22年3月期の連結業績予想(IFRS)を発表。営業利益予想が市場予想平均に届かず、売りに押された。

 22年3月期業績は、売上高1兆7000億円(前期比5.1%増)、営業利益1800億円(同12.5%増)を予想。ワクチン接種による新型コロナウイルス感染症収束や、各国の財政刺激策への期待も高まるが、変異種の出現などによる感染拡大や、都市封鎖再開の傾向、原材料価格の高騰や半導体などの一部部材の供給リスクなどもあり、予断は許されないとみている。また、中・長期の成長を支える設備投資と研究開発については、積極的に継続する。業績の前提となる為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=117円としている。営業利益の市場予想平均は1980億円程度だった。

 21年3月期決算は、売上高が1兆6180億6400万円(前期比5.4%増)、営業利益が1600億1100万円(同47.4%増)だった。

 午前9時48分時点の株価は、前日比1020円安の1万2950円。

提供:モーニングスター社

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