ファインシンが急反落、きのう急騰した反動や21年3月期の決算発表をきっかけとした売りに押される

株式

2021/4/28 16:19

 ファインシンター<5994.T>が急反落し、215円安の1673円を付けた。27日に急騰し年初来高となる1888円を付けていた反動や、引け後に発表された21年3月期の連結決算をきっかけとした売りに押されたようだ。

 21年3月期決算は、売上高が346億600万円(前期比14.2%減)、営業利益が1億8100万円(同86.0%減)だった。米国子会社での寒波の影響や鉄道車両用部品の得意先の減便などによる売上減の影響があったものの、国内自動車を中心に、販売量が想定より早く回復したことが寄与し、従来予想を上回っての着地となった。。

22年3月期業績は、売上高370億円(前期比6.9%増)、営業利益15億円(同)を予想。ハイブリッド車用インバーター部品の増産や、新世代型の生産準備を確実に実行するとともに省人の推進など、収益構造改善に取り組む。配当は、中間期30円(前期は無配)、期末40円(前期実績10円)の合計70円(同10円)とする見込み。

 28日の終値は、前日比178円安の1710円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ