<青天を衝く飛躍株>Vキューブは成長加速で最高値更新を期待

株式

2021/5/6 8:11

 昨年、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連株がハヤされた相場では、ブイキューブ(Vキューブ)<3681.T>、オプティム<3694.T>、BASE<4477.T>、メドレー<4480.T>、弁護士ドットコム<6027.T>、すららネット<3998.T>などが値を飛ばした。その後、これらは長い調整期間に入っているものが多い。しかし、中には今期も大幅な増益を達成し、高値更新を目指すポテンシャルを秘めるものもある。そこで今回は、その筆頭格としてVキューブを取り上げる。

 同社は4月28日に21年12月期第1四半期(1-3月)連結決算を公表し、経常利益7億9800万円(前年同期比9.2倍)、純利益7億8700万円(同10.8倍)となり、上期予想を経常利益9億8000万円(前回予想比78.2%増)、純利益9億円(同95.7増)に上方修正。併せて通期の経常利益の見通しも23億円(同23%増)に引き上げた。

 好業績とは対照的に、決算を受けた4月30日の株価は2864円(前営業日比8.6%安)まで売り込まれたが、その解説として「第1四半期決算が好調だった割には、通期の上方修正幅が小さい」というものがあった。しかし、上期と通期のどちらの上方修正も第1四半期の増益分だけをオンしたまでで、第2四半期(4-6月)以降の増益予想分は上乗せされていない。

 アフターコロナで需要が減るという懸念は杞憂(きゆう)だ。多くの企業が同社のサービスを利用し、その利便性を認識している。業績面での成長が急加速しており、四半期決算が進むたびに業績と株価のカイ離は正当化できなくなるだろう。半年以内の最高値更新を期待したいところだ。

提供:モーニングスター社

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