今晩のNY株の読み筋=経済正常化期待とインフレ懸念が交錯する展開か

株式

2021/5/6 17:27

 6日の米国株式市場は、上値の重い展開になるとみられる。

 前日の米国株式市場は、経済正常化期待の高まりを受け景気循環セクターを中心に買い戻しが入り、NYダウが史上最高値を更新。半面、これまで巣ごもり需要の取り込みで収益を伸ばしてきたアマゾン・ドットコムなどが売られたナスダック総合指数は4営業日続落となった。

 株式市場はワクチン接種の普及とともに経済正常化を徐々に織り込みつつあるが、巣ごもり関連銘柄が軟化するなど潮目が変わりつつある。また、米4月雇用統計の発表を明日に控えていることもあり、きょうのところは一段と買い進む動きは限られそう。当面は、好決算や強い経済指標が出たとしても、インフレ懸念やFRB(米連邦準備制度理事会)が量的金融緩和縮小に舵を切るとの意識が重しとなりそうだ。

<主な米経済指標・イベント>

ゾエティス、タペストリー、モデルナ、ケロッグ、スクエア、ビヨンド・ミート、ドロップボックス、シェイクシャック、データドッグなどが決算発表予定

新規失業保険申請件数

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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