<米国株情報>ウーバー、第1四半期は赤字幅縮小―ATG売却でコスト削減

株式

2021/5/7 10:19

 配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER>が5日に21年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年同期比11%減の29億ドルにとどまったが、最終赤字は1億800万ドル(前年同期は29億ドルの赤字)に、希薄化後の1株当たり損失(EPS)も0.06ドル(同1.06ドルの損失)に縮小した。

 3月に英政府がウーバーのドライバー(7万人)を正規従業員として認定したことにより、最低賃金以上の報酬や有給休暇の付与で6億ドルの支出を余儀なくされたが、傘下の完全自動運転車開発ベンチャー、アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)の売却完了で16億ドルのコスト削減が赤字縮小につながった。

 サービス別では、巣ごもり需要で料理宅配サービスが前年同期比3.3倍の17億4000万ドルと好調だった一方、配車サービスは同65%減の8億5300万ドルに落ち込んだ。また、予約ベースの売上(予約金総額)も配車サービスが同38%減の67億7000万ドルとなったが、料理宅配サービスは同2.7倍の124億6000万ドルと急増し、両サービスを合わせた予約金総額は同24%増の195億4000万ドルと過去最高を記録した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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