トヨタ、ウーブン・シティでの水素エネルギー利活用でENEOSと基本合意

株式

2021/5/10 13:49

 トヨタ自動車<7203.T>は10日、ENEOSホールディングス<5020.T>のENEOSと、静岡県裾野市で同社が建設を進めるWoven City(ウーブン・シティ)での水素エネルギー利活用について、具体的な検討を進めることで基本合意したと発表した。

 水素に関する知見を活かし、さまざまな実証を通じて、Woven Cityにおけるモビリティ、人のくらし、そして街全体のカーボンニュートラルを目指し、豊かさと持続可能性が両立する社会の実現にチャレンジするという。具体的には、(1)ENEOSによるWoven City近隣での水素ステーションの建設・運営(2)ENEOSが上記水素ステーションに設置した水電解装置で再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)を製造し、Woven Cityに供給。同社が定置式FC(燃料電池)発電機をWoven City内に設置し、グリーン水素を使用(3)Woven Cityおよびその近隣における物流車両のFC化の推進とFC車両を中心とした水素需要の原単位の検証およびその需給管理システムの構築(4)Woven Cityの敷地内に設置予定の実証拠点における水素供給に関する先端技術研究――などの検討を進めるとしている。

 午後1時47分時点の株価は、前週末比146円高の8510円。

提供:モーニングスター社

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