<相場の読み筋>5月17日

2021/5/17 7:45

 前週末14日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比360.68ドル高の3万4382.13ドル、ナスダック総合指数が同304.990ポイント高の1万3429.978ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億5167万株、ナスダック市場が43億1618万株だった。CDC(米疾病予防管理センター)は13日、新型コロナワクチンの接種を完了した人について、原則、屋内・屋外を問わずマスクを使用しなくても良いとする方針を発表。経済の正常化が進展するとの期待感が高まり、NYダウは一時430ドルを超える場面がみられた。米4月の小売売上高は、前月比で横ばいとなり、市場予想平均の同0.8%増に届かなかったが、市場の反応は限られた。NYダウの採用銘柄では、ゴールドマン・サックス<GS>やセールスフォース・ドットコム<CRM>、シェブロン<CVX>などが値上がり率の上位に入っている。

 17日の東京株式は続伸後、しっかりした展開か。日経平均株価は、前週末に大幅反発した動きや、現地14日の米国株式が続伸したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、前週11-13日の下落幅が大きかっただけに、やれやれの売りも控えているとみられ、上値を抑える格好となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(前週末14日は109円38-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同132円51-55銭)と小動き。前週末14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、クボタ<6326.T>、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などが、同14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同14日の大阪取引所清算値比270円高の2万8310円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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