日精樹脂が急伸し年初来高値を更新、22年3月期の大幅増益予想を引き続き評価

株式

2021/5/21 13:59

 日精樹脂工業<6293.T>が急伸。14日引け後の決算発表で、21年3月期の連結営業利益が計画を超過し、22年3月期に大幅増益を見込んだことが引き続き評価されている様子。株価は前日比78円高の1237円まで値を上げ、19日に付けた年初来高値1188円を更新している。

 21年3月期は、売上高416億400万円(前期比7.2%増)、営業利益11億4500万円(同4.1%増)。新型コロナウイルス感染症拡大による影響は受けたものの、東アジア地域においてIT、医療関連需要の回復が早かったことに加え、期後半から自動車、医療関連等を中心に欧米地域、日本でも需要が回復したことにより、営業利益は従来予想を2億9500万円超過。第4四半期(21年1-3月)に限ると営業損益は2億1600万円の黒字(前年同期は9400万円の赤字)に浮上している。

 続く22年3月期は、売上高436億円(前期比4.8%増)、営業利益24億円(同2.1倍)を計画。午後1時52分現在の株価は67円高の1226円。

提供:モーニングスター社

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