<相場の読み筋>5月24日

2021/5/24 7:45

 前週末21日の米国株式は、NYダウが前日比123.69ドル高の3万4207.84ドルと続伸、ナスダック総合指数は同64.746ポイント安の1万3470.993ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億6548万株、ナスダック市場が39億4924万株だった。米5月製造業PMI(購買担当者景況指数)速報値が61.5となり、市場予想平均の60.2を上回り、同統計が製造業全体をカバーするように改定されてからの最高を更新した。好調な国内需要を背景に、景気回復が継続しているとの見方から、景気敏感株を中心に物色の矛先が向かった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZM>、テスラ<TSLA>などが下落し、同指数の重しとなった。

 24日の東京株式は、堅調な展開か。前週末21日に続伸した動きが継続し、買い先行のスタートとなりそう。きょう24日から、東京と大阪の大規模会場で新型コロナワクチンの接種が開始されるが、各地域でも早期接種に向けた取り組みが進められていることから、ワクチン接種の広がりによる、経済への好影響期待が支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(前週末21日は108円69-70銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同132円78-82銭)と小動き。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ホンダ<7267.T>、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などが、同21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比30円高の2万8380円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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