<今日の仮想通貨市況>「ビットコイン・マイニング協議会」設立を好感し、全面高

仮想通貨

2021/5/25 9:54

 25日午前9時50分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=432万6175円(過去24時間比13.09%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=29万8532円(同28.10%高)などほぼ全面高商状となっている。

 24日、ビットコインの大量所有者として知られる米EV(電気自動車)大手テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)、米ソフトウエア開発大手マイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOらが会談し、「ビットコイン・マイニング協議会」の設立に同意したことを明らかにした。マスク氏は「北米のビットコインマイナーは、現在および計画中の再生可能エネルギーの使用量を公表すること、および世界中のマイナーにこれらを求めることを約束した」などとツイート。足元でマイニングにおける電力過剰消費問題が暗号資産市場の懸念材料となっていたが、この問題に横断的かつ前向きに取り組むことへの期待感が広がり、ビットコインをはじめ、主要暗号資産は買い戻しが急ピッチで進んでいる。

 このほか、ブレイナードFRB(米連邦準備制度理事会)理事が24日の講演会で、暗号資産などの新たな金融形態は消費者の保護や、規模次第では金融全体の安定をも脅かす新しい形の破たんリスクを決済システムにもたらす可能性があるなどと指摘した上で、「いかなるCBDC(中央銀行発行のデジタル通貨)の設計も通貨や銀行口座を補完するものであるべきで、置き換えるものであってはならない」と警鐘を鳴らし、市場の関心を集めた。

(イメージ写真提供:123RF)

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