第一三共が一時急伸、ウイルスを使いがん細胞を攻撃する治療薬を実用化と報じられる

株式

2021/5/26 12:07

 第一三共<4568.T>が急伸し、一時44円高の2611円を付ける場面があった。26日付の日本経済新聞は、同社がウイルスを使ってがん細胞を攻撃する治療薬を実用化すると報じ、材料視された。

 同紙によると、同社が開発したのは「テセルパツレブ」で、口唇ヘルペスなどの原因となるウイルスの遺伝子を改変した「腫瘍(しゅよう)溶解性ウイルス」を使う。脳しゅように対して直接投与されたウイルスが、がん細胞のなかで増殖し、がん細胞そのものを破壊するという。さらにウイルスは周囲のがん細胞に対しても攻撃を加える仕組みで、従来の抗がん剤と比べて効果が高いとされるとしている。

 前場終値は、前日比23円高の2590円。

提供:モーニングスター社

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