(再送)<米国株情報>ノードストロム、第1四半期は赤字幅縮小も市場予想ほど改善せず

株式

2021/5/27 10:25

 老舗高級百貨店チェーン大手ノードストロム<JWN>が25日引け後に発表した22年1月期第1四半期(21年2-4月)の決算で、損益が市場予想を下回ったのが嫌気され、翌26日の株価は朝方に一時10.77%安の32.55ドルと急落した。売り一巡後はやや下げ渋り、終値は5.78%安の34.37ドルとなったが、これで7連敗となり、この間の下落率は15%に達した。

 第1四半期の売上高は前年同期比44%増の30億1000万ドルとなり、最終赤字は1億6600万ドル(前年同期は5億2100万ドルの赤字)から縮小。希薄化後の1株当たり損失(EPS)も1.05ドル(同3.33ドルの損失)に縮小したが、市場予想ほどは改善しなかった。前年同期に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた反動で大幅増収となったが、アパレル業界のサプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)、商品配送費や人件費の高騰に加え、既存債務の借り換え費用が損益を圧迫した。

 通期の業績見通しを据え置いたことも株価の重しになったようだ。小売では足元で業績見通しを引き上げるところが目立っていたため、市場の期待が高まっていた。ノードストロムは売上高で前期比25%超の増加を見込んでおり、このうち、オンライン販売は全体の50%を占めると予想している。第1四半期はオンライン販売が売上全体の46%を占めた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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