武蔵精密が4日ぶり反発、野村証は「BUY」継続、目標株価は2500円に引き上げ

株式

2021/5/28 16:25

 武蔵精密工業<7220.T>が4日ぶりに反発。野村証券では27日付で、投資判断「BUY」(買い)を継続、目標株価は2000円から2500円に引き上げている。

 一貫生産技術の強みなどを生かし、電動化の中で、ディファレンシャルアッセンブリィ、減速ギヤなどのアウトソーシング需要の取り込みに成功、「従来から日系、米系、欧州系、中華系などの幅広い顧客から受注を獲得していたが、実際に業績に寄与するタイミングも近付いてきたとコメントしている。

 会社側は24年3月期の売上高目標として3000億円を示しており、22年3月期の会社側計画2300億円を起点とするとCAGR14%増に相当、これは同証券カバーの自動車部品企業の中で最も高い意欲的な数字だが、数年先の受注までほぼ確定しているという自動車部品セクターの特性にかんがみると、この目標の蓋然性は高いと判断されるとしている。

 カムシャフトなど内燃機関に用いる部品の需要減少が早まるリスクはあるものの、デフや減速ギヤなど電動化に伴う商品群の売上寄与影響が上回ると予想している。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期167億円(前期比2.2倍、従来145億円、会社側計画は160億円)、23年3月期218億円(従来166億円)、24年3月期263億円と試算している。

 28日の終値は、前日比123円高の2238円。

提供:モーニングスター社

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