伊藤忠、グループ会社がアイグリッドと「余剰電力循環モデル」を構築

株式

2021/5/31 15:44

 伊藤忠商事<8001.T>は前週末28日、グループ会社のVPP Japanおよびアイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区、アイグリッド)と連携し、物流施設や商業施設などに設置した太陽光発電で発生する余剰電力を買取り、二酸化炭素フリー電力として設置先および周辺地域に電力供給を行う「余剰電力循環モデル」を構築したと発表した。

 従来の自家消費型太陽光発電システムは、太陽光発電電力を施設内で全て消費することができる、電力使用量の多い冷蔵・冷凍センターが主な取り組み対象となる一方で、電力使用量の少ない定温・常温倉庫においては、太陽光発電電力が余ってしまう「余剰電力」が発生してしまうため、設置が難しいという課題があった。この課題を解決するため、施設で発生する余剰電力をアイグリッドが買取り、二酸化炭素フリー電力として設置先および周辺地域に電力供給を行う、「余剰電力循環モデル」を構築した。それにより、さまざまな施設での太陽光発電設置のメリットが拡充し、国内における再生可能エネルギーの普及を後押しするという。

 31日の終値は、前週末比77円安の3249円。

提供:モーニングスター社

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