ニコンが3日ぶり反発、岡三証は「強気」・目標株価1500円に引き上げ

株式

2021/6/2 15:41

 ニコン<7731.T>が3日ぶりに反発。岡三証券では1日付で、投資判断を「中立」から「強気」に、目標株価を900円から1500円に、それぞれ引き上げている。

 22年3月期は、各事業でコロナ禍からの回復が見込まれるほか、一時費用のはく落により営業黒字への転換を見込むとコメント。EUV関連コンポーネントの成長によるコンポーネント事業の業績貢献および成長期待や、半導体露光装置における主要顧客の積極的な投資方針への切り替えなどが、今後の成長に向けた注目点とみているという。

 同証券では連結業績について、22年3月期は売上収益5100億円(前期比13%増、従来5000億円、会社側計画は5100億円)、営業利益240億円(前期は562億4100万円の赤字、同200億円)と試算。コロナ影響が厳しく、一時費用を計上した21年3月期と比べ、営業利益が大きく改善する見通し。コンポーネント事業は、売上収益350億円(前期比36%増)、営業利益80億円と予想。22年3月期業績をけん引するのはカスタムプロダクツ事業部のEUVコンポーネントとみており、当製品の売上拡大に加え、その他の事業部室の収益改善により高い利益率になる見通しとしている。

 2日の終値は、前日比34円高の1139円。

提供:モーニングスター社

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