今晩のNY株の読み筋=米長期金利にらみ、雇用関連指標の発表待ち続く

株式

2021/6/2 17:30

 2日の米国株式市場は、米長期金利にらみの展開が続きそう。前日の米国市場ではやや上昇基調を強め、NYダウの重しになった。足元では落ち着いているため、底堅い推移が期待されるが、1日発表の5月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景気指数では雇用指数が前月を下回っており、米雇用情勢の不透明感は根強い。

 週末の米5月雇用統計は、予想を下回れば米景気回復期待はく落が重しになるだろうし、予想通りか、予想を少し上回る程度ならポジティブだが、予想を大幅に上回ればテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)が意識され、これも株価にとっては重しになる。きょうはベージュブック(米地区連銀経済報告)や要人の発言機会があるものの、3日の5月ADP全米雇用報告などもあって、引き続き神経質な展開が予想される。

<主な米経済指標・イベント>

ベージュブック(米地区連銀経済報告)

エバンズ米シカゴ連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁などがパネルディスカッションに参加

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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