3日の債券市場見通し=上値の重い展開か

債券

2021/6/3 8:22

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.45円-151.55円、長期国債利回り0.070%-0.085%

 3日の債券市場は、買い優勢の動きから強含む可能性は高いが、上値は抑制される見込み。

 前日の米国債は小幅高。目立った経済指標等の発表がなく、手掛かり材料が限られるなか、4日に発表される米5月雇用統計を前にしたポジション調整目的の売買が中心となった。

 国内市場では、先物・夜間取引が小幅高で引け、海外時間の流れを受けてやや強含んでスタートしそうだ。財務省が実施する10年国債入札は、「流通市場での薄商いが続いているため、大口の潜在需要があれば、入札に向かいやすい。入札は無難に通過するが、入札後に買いの勢いが増すことはないだろう」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

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