<米国株情報>ズーム、第1四半期は大幅増収増益―先行き懸念で株価は上値重い

株式

2021/6/3 10:22

 ウエブ会議サービス大手ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>は1日引け後に22年1月期第1四半期(21年2-4月)の決算を発表。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う巣ごもりやリモートワークの普及を追い風に、売上高は前年同期比2.9倍の9億5620万ドル、純利益は同8.4倍の2億2740万ドル、調整後の1株当たり利益(EPS)は同6.6倍の1.32ドルと大幅な増収増益を達成し、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 第2四半期(5-7月)の業績見通しは、売上高を9億8500万-9億9000万ドル、調整後のEPSを1.14-1.15ドル、通期では、売上高を39億7500万-39億9000万ドル、調整後のEPSを4.56-4.61ドルと予想している。いずれも市場予想を上回る。

 ただ、決算を受けた翌2日の株価は上値が重く、寄り付き直後はプラス圏で推移したものの買いは続かずに軟化した。下値は限られたものの戻りも鈍く、この日は0.19%安の327.11ドルと続落して取引を終了。その後の時間外取引でも日中をやや下回る水準で推移した。市場ではウエブ会議市場が飽和状態となり、今後の業績が伸び悩むなどの懸念が広がっているとの見方がある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ