愛知製鋼、関工場内に4億5000万円を投じ、高圧水素ガス環境における試験評価体制を確立

株式

2021/6/3 15:54

 愛知製鋼<5482.T>は2日、水素社会の構築に貢献するステンレス鋼の開発を目的に、関工場(岐阜県関市)内に4億5000万円を投じて、高圧水素ガス環境における試験評価体制を確立したと発表した。

 同社では、90MPa高圧水素ガス環境における回転曲げ疲労試験装置を開発し、試験評価を開始。この装置により、軸荷重型の引張・疲労試験装置と比較して、高速の疲労試験評価が可能となり、長時間を要する疲労試験時間を1/10以下に短縮することを実現したという。今後、これら軸荷重型の引張・疲労試験装置と回転曲げ疲労試験装置を併用することで、ステンレス鋼開発のスピードを飛躍的に向上させることができるという。

 3日終値は、前日比75円高の3245円。

提供:モーニングスター社

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