ハイレックスが急落、上期の営業利益は計画を超過するも通期予想を下方修正

株式

2021/6/7 12:46

 ハイレックスコーポレーション<7279.T>が急落。4日引け後の決算発表で、21年10月期上期(20年11月-21年4月)の連結営業利益は計画を超過したが、通期予想を下方修正したことが嫌気された様子。株価は前週末比212円安の1741円まで値を下げている。

 21年10月期上期は、売上高1154億9200万円(前年同期比8.4%増)、営業利益34億9400万円(同2.7倍)。主に中国、韓国、日本における堅調な推移により、売上高で102億9200万円、営業利益で8億9400万円、それぞれ従来予想を超過した。一方、通期予想について、売上高は従来の2148億円から2236億円(前期比14.2%増)に増額したが、営業利益は、北米を中心に世界的な半導体の不足による自動車メーカーの減産影響が見込まれること、および米国子会社での労務費・固定費増加の影響等により63億円から56億円(前期は9億5200万円の赤字)に減額している。

 通期の純利益予想は投資有価証券売却益により42億円から70億円(同35億1300万円の赤字)に引き上げ、同時に、取得期間21年6月7日-8月31日の予定で上限5億円、40万株(自己株式を除く発行済株式数の1.1%)の自社株買いを実施するとしたが、株価には響いていない。

 午後零時43分現在の株価は149円安の1804円。

提供:モーニングスター社

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