ミライアルが続急落、第1四半期は好調に推移するも材料出尽くし感

株式

2021/6/9 14:14

 ミライアル<4238.T>が続急落。8日引け後の決算発表で、22年1月期第1四半期(21年2-4月)の連結業績は好調な推移を示したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比84円安の1405円まで値を下げている。

 22年1月期第1四半期は、売上高25億500万円(前年同期比7.3%増)、営業利益3億2900万円(同53.0%増)。「成形機事業」は、海外を中心に市況は回復基調にあるものの、新型コロナウイルスによる営業活動・検収活動の制限が継続したことで営業利益は3300万円(同15.0%減)。一方、主力の「プラスチック成形事業」は、半導体関連製品の需要が堅調に推移したことに加え、品種構成の変化、コスト抑制等もあり、営業利益を4億1800万円(同48.9%増)に伸ばして全体をけん引した。

 これを踏まえ会社側は、これまで未定としていた上期(21年2-7月)予想について、売上高51億円(同7.8%増)、営業利益5憶7000万円(同30.9%増)としたが、第2四半期(5-7月)の営業利益予想は計算上2億4000万円(同9.3%増)となり保守的な印象。

 午後2時11分現在の株価は54円安の1435円。

提供:モーニングスター社

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