日本ハムが安い、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」・目標株価4800円に引き下げ

株式

2021/6/10 16:00

 日本ハム<2282.T>が安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では9日付で、レーティングを「オーバーウエート」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を5400円から4800円に、それぞれ引き下げている。

 同証券では連結事業利益予想を減額、あわせて目標株価を4800円に引き下げるとしている。新中期経営計画2023では、従来同証券想定以上に構造改革に伴う先行投資負担が重くなることが確認でき、短期的にも国産鶏肉価格の上昇一巡や、原材料・飼料コストの上昇により利益モメンタムのピークアウトが想定されることから、株価のアップサイドは限定的と考え、「ニュートラル」に引き下げるとしている。

 中期経営計画2023では、個別最適から全社横断型のインフラを構築するために大規模な先行投資と時間をかけることになり、事業本部間でのシナジー効果の追求や新規事業の育成立ち上げなど、中・長期視点で必要な投資との考え方であるものの、この新中期計画の効果を評価するには、まだ時間を要すると考えているという。

 同証券では連結事業利益について、22年3月期500億円(前期比4.6%減、従来510億円、会社側計画は480億円)、23年3月期500億円(従来540億円)、24年3月期550億円(同580億円)と試算している。

 10日の終値は、前日比160円安の4365円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ