栗田工業が上場来高値に顔合わせ、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価引き上げ

株式

2021/6/14 15:55

 栗田工業<6370.T>が110円高の5280円まで買われ、今年6月7日につけた上場来高値に顔合わせした。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では11日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は5540円から6350円に引き上げている。

 業績予想の修正などで、目標株価を6350円に引き上げるとしている。連結営業利益について、22年3月期348億円(前期比18.1%増、従来361億円、会社側計画は330億円)、23年3月期406億円(従来395億円)、24年3月期452億円(同416億円)と試算。

 23年3月期以降の業績ドライバーは、超純水供給事業、薬液、メンテナンスに加え、買収した北米子会社などのPMI進展の本格的化、を挙げている。クリタアメリカでは、コロナ禍で遅れていた拠点統廃合などのPMIを22年3月期に本格的に実施予定にあり、超純水供給事業では、23年3月期以降、国内大手メモリーメーカーの大型新工場向けの業績貢献が拡大する見込みにあるほか、薬液は日米向けの回復が遅れているものの、ワクチン接種進展に伴い商業施設向けなどの回復が見込める状況と指摘している。

 14日の終値は、前週末比50円高の5220円。

提供:モーニングスター社

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