高砂熱が急伸、二酸化塩素ガスが新型コロナウイルスを99.9%減少させることを実証確認

株式

2021/6/15 10:19

 高砂熱学工業<1969.T>が急伸し、一時64円高の1908円を付けている。15日の取引開始前、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗ウイルス試験を日本繊維製品品質技術センターと実施し、二酸化塩素ガスがSARS-CoV-2を99.9%減少させることを実証確認したと発表、材料視された。

 同社はこれまで、空調設備の開発を中心に蓄積してきた技術やノウハウを基に、二酸化塩素技術に関する研究開発を続けていた。今回、類似ウイルスではなく、実際のSARS-CoV-2を用いた二酸化塩素ガスによる抗ウイルス試験を、日本繊維製品品質技術センターにおいて、実環境に近い条件で実施。その結果、物体表面に付着するSARS-CoV-2が99.9%減少することが実証確認されたという。

 同時に、今回の実証試験を踏まえ、同社が保有する二酸化塩素技術を基にオープン・イノベーション体制を構築し、当該技術の迅速な実用化を目指すため、パートナー企業の募集を行うことも明らかにしている。

 午前10時17分時点の株価は、前日比53円高の1897円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ