<米国株情報>GM、米国内に3番目のEV用充電池工場建設へ―近く正式発表か

株式

2021/6/16 10:13

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ<GM>のマーク・ルース社長は12日、デトロイト近郊で行われたインディカー・レースで、米国内に3番目の電気自動車(EV)用充電池工場を建設する計画を近く発表する考えを示した。

 GMは既に米国内の2カ所にEV用充電池工場を建設すると発表している。どちらも韓国の総合化学メーカーLG化学系企業との合弁で、一つは23億ドル(約2533億円)を投じてオハイオ州ローズタウン工場を建設し、22年から操業を開始する予定。もう一つも同額の23億ドルを投じてテネシー州スプリングフィールドに建設し、23年から操業を開始する予定だ。

 GMは25年までに270億ドルを投じ、全世界で30モデルの電気自動車を導入する計画で、その一環として、2月14日に完全プラグイン電気自動車の新型モデル「シボレー・ボルト(Bolt)・EUV」と既存の「シボレー・ボルト」シリーズの22年型低価格モデルを発表している。米国内2カ所の工場は既に建設工事に着手しているが、今後、EV需要が高まれば、2工場だけでは十分な量を確保できないと判断した。

 米国内3番目の工場は既存のEV組み立て工場の近郊に建設される可能性が高い。現在、GMのEV工場はミシガン州のデトロイト・ハムトラマックとオリオン・タウンシップの2カ所とテネシー州スプリングヒル、カナダ・オンタリオ州インガーソール、メキシコ・ソラノ州アリスペとなっている。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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