<話題>自動車および半導体関連で光る新高値銘柄

株式

2021/6/18 16:47

 今週(14-18日)、日経平均株価は前週末比15円高の2万8964円で終了。週単位では、先週(7-11日)の前週末比7円高と同じく小動きだったが、今週は最初の2日で約500円上昇し、残りの3日で値を消す展開となった。

 こうした中、18日の東証1部における新高値銘柄数は60(先週末11日は62)と確り。新安値銘柄数は76(同32)に増加した。新高値銘柄で目を引いたのが、自動車および半導体関連株。半導体製造装置の心臓部である真空パーツの切削工程から溶接工程、組立、表面処理まで一貫して行っている精密部品加工メーカーのマルマエ<6264.T>は、高値は2541円で、株価は年初から倍化。

 半導体パッケージの内部配線として使用されるリードフレーム主体の「電子部品」と、ハイブリッド車や電気自動車向けに圧倒的なシェアを持つモーターコア主体の「電機部品」を両輪とする三井ハイテック<6966.T>も6440円まで値を上げ、株価はこの3カ月で3000円上昇。自動車関連需要増で業績が急回復している第一稀元素化学工業<4082.T>は1940円まで上伸し、株価は年初から倍以上に上昇している。

 一方、新安値銘柄には食品、衛生品、スーパーなど、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って需要が増加した銘柄がある程度含まれており、見切り売り的状況。来週もこうした物色傾向は続きそうだ。

提供:モーニングスター社

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