<米国株情報>欧州委、グーグルを独禁法違反で調査開始

株式

2021/6/24 10:43

 欧州委員会は22日、アルファベット<GOOGL>傘下のインターネット検索大手グーグルのオンライン広告事業が市場の公正競争を阻害しているとして、EU競争法(独占禁止法)違反容疑で行政調査を正式に開始したことを明らかにした。

 20年10月、全米11州の検察当局と米司法省がグーグルを反トラスト法(独禁法)違反容疑で集団提訴したものと似た内容となっている。

 欧州委は、グーグルがウエブサイトやアプリから広告利用目的で入手した顧客の購入履歴などの個人データに対し、広告主や広告媒体などによるアクセスを制限しているか、グーグルに有利になるよう独占利用目的で個人データを収集しているかについて調査するとしている。

 欧州委のマルグレーテ・ベステアー副委員長(競争政策担当)は、「オンライン広告の分野で他社がグーグルと競争することが困難になっていることを危惧している」と述べた。

 欧州委はアルファベットに対し、18年にもEU競争法違反で43億4000万ユーロの制裁金を科している。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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